人とは丸に近いものに癒しを感じる生き物
癒しとは、記号論的に言うと「正円」に近いとした心理学者がいます。
正円、つまりは丸いものにホッとしたり、かわいいという感情を抱いたりすることは、心理学的に証明されているのですね。
逆にストレスを感じる形は「多角形」とされ、人はとがっている物を見ると攻撃的に考えて身構えてしまう心理が働くと言われています。
そう考えると、「アンパンマン」や「ドラえもん」、最近で言えば「くまモン」などの人気キャラクターには「円」が多く使われているという特徴がありますよね。
人間の体で言えば、丸みを帯びた尻や胸は癒しを与え、全体的に丸みのある「ぽっちゃり体型」は、非常に「癒し」との親和性が高いことが心理学的にも証明されていると言えるのではないでしょうか。
ぽっちゃり体型であれば、顔出しも不要
このような考えから、当店では風俗嬢の顔出しには気を掛けておらず、女の子たちの判断に任せてしまっています。
お店が率先して「顔出し」をアピールすることで、客寄せに効果的な一面があることは理解しています。
しかし、それよりも「顔出し」をすることで身内バレがしやすくなってしまったり、ネット上の掲示板サイトなどで好き放題に話のネタにされること、そして何よりも風俗の仕事を辞めた後でもネット上で画像が残り続けてしまうという可能性があることが問題だと考えます。
当店で働いている女性たちには、むやみやたらと顔出しすることではなく、不安を抱えずに穏やかな気持ちで男性客に誠心誠意、心を込めた接客をしてもらえるように専念してもらえた方がよっぽどメリットがあると考えているからです。
これこそが、「ぽっちゃりという癒し」に特化したコンセプトを掲げる当店の数少ない美学であり、女の子たちにとっても高収入を稼ぐ為の近道だと信じております。
サービス料は女の子が直接受け取るべき
近年、ソープランドでは「明朗会計」と謳う新たな料金システムが出てきました。
一般的にソープランドでは、受付でお客様から入浴料をいただき、サービス料は接客をする女性に直接支払います。
その為、男性客用の情報サイトでは、「総額」と呼ばれる金額が明記されており、これには「入浴料」と「サービス料」を合わせた金額が書かれているのです。
当店でも大衆店とは言え、決して安くは無い入浴料とサービス料をいただいて、ビジネスをさせていただいている訳です。
そんな中、最近では受付で総額を支払う形のお店が増えてきたのです。
お客様の立場からすれば、支払う金額は同じなのだから一度で済ませてしまいたいという要望もあるのかもしれません。
しかし、私は女性たちが直接お客様から代金をいただくことにより、自らのサービスの出来とお金の重みを感じることが出来る重要な場だと考えています。
風俗嬢たるもの、やはり自分の意思と行動で男性客の心を掴むべきだと思うのですね。
ここでは、法律的なものや労働法など、細かい話は置いておきます。
ソープランドこそが、「究極の接客業」「風俗の王様」であると自負する気持ちが残っているのであれば、風俗嬢とお客様の間にお店が入ることは極力避けるべきです。
経営者たるもの、お客様に面と向かう女の子こそが、自らの接客技術によって得られる対価を、実際に受け取る機会を無くさないように心掛けるべきだと思いますね。